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家内の病気 [家族]

一昨年の9月、私の家内が蜂窩織炎(ほうかしきえん)と言う足のくるぶしが腐る、やっかいな病気で入院し、お腹からの皮膚移植を受け10月の末に退院した。
結婚以来、家事は自慢じゃないが何もしてこなかった。もちろん、子供のことも・・・・・・。
家内の入院中、にわか仕込みで学生時代を思い出しながら、朝5時起きで洗濯、朝食、子供の弁当、夕食を作り家内の見舞い、就寝12時という生活がつづき体重も十数キロ落ちるハードな生活だった。(女性の大変さが改めてわかったが、体重が落ちたのはうれしかった)
ところが、これは序章にしか過ぎなかった。
昨年、彼女が復職して間もない2月、突然背中の痛みを訴えて、再度、入院、緊急手術の末、一命は取り留めたが、急性大動脈解離(かいり)という病名であった。(血管のが内部で裂け、その中を血液が流れる、したがって外壁が薄くなり破裂する恐れがあった)
これは、心臓近くの大動脈を人工血管に置き換える手術で、家内は障害者手帳をもらう身の上となり、3ヶ月の療養生活を送ることとなった。
人の命というものは分からないもので、たまたま運ばれたのが大学病院であり、検査の毎日だったのが幸いしたのか、恐るべき以下の病名が次々と家族に告げられた。
クッシング病(下垂体に腫瘍ができる)、脳内動脈留、蓄膿(下垂体の手術の邪魔になる)
その後の経過については、書き出すときりがないので止めておくが、家内は計4回の全身麻酔手術に耐え、その年の10月に退院、生還を果たした。
今年、9月には、職場への復帰を果たし、私はというと事務所を開くことが出来た。
朝、7時過ぎ、家内の「行って来ま~す」の声がきこえる。
幸せを感じる一時である。

お母ちゃんは俺が守るぜ


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コメント 6

内部正明

初めて聞く病名のオンパレードに驚愕しました。無事復帰できてよかったですね。頼もしいゾ、ジュン君!
by 内部正明 (2005-10-30 12:11) 

horigon

>内部さん

ありがとうございます。
最初の手術の時、本当の話、夢の中に副所長が出てきたそうです。オヤジと子供が、頼りにならないからかも知れませんが(汗)
ちなみに、副所長に金運は無いみたいです。
by horigon (2005-10-30 17:33) 

荒井太一

遅レスで失礼します。
…ほんとに、ほんっとに、大変でしたね。
僕も、聞いたことのない病気ばかりです。
それだけ多くの手術を受けたのに、そんな短い期間で復帰できたのは、
Horigonさんを始めとするご家族の力添えあってのことですね。
もちろん、副所長さんも。
by 荒井太一 (2005-10-31 23:46) 

horigon

>荒井さん

ありがとうございます。月並みですが、健康に思えるとき、健康の有り難さはわかりませんよね。今は、その有り難さを、しみじみ感じています。
by horigon (2005-11-01 07:05) 

mayohime

大変な病気を大手術で乗り越えられて、本当に良かったですね。
それにしても、奥様の入院中、家事も奮闘されたなんて、尊敬!!
我が家の場合は、心配頂いたとおり、不幸真っ只中の我が家、今のところ経済的なコトが一番問題かも。治療法もない進行性の病気の事、これから介護が大変になると思うけど、(微々たる収入だけど)私が働かないと生活できないし、そうなると旦那の介護はどうしたら・・・?「障害者自立支援法」も成立したことだし、将来は野垂れ死にかしら?う~ん、アンニュイ
by mayohime (2005-11-03 00:36) 

horigon

>mayohimeさん

コメントありがとうございます。
家内は、爆弾を抱えたままではありますが、あなたのように、家族のため、元気に働いてくれています。(感謝)
「障害者自立支援法」ですが、僕は、詳しく勉強したわけではないんで、全体像はつかんでいないのですが、印象からいうと、応益負担という名の下に、弱者を切り捨て、問題を地方に投げ出した感は否めません。小泉内閣の本領発揮ですよね!大企業だけを大事にするのは、本当に止めてもらいたいです。
mayohimeさん、アンニュイなどと言わずに、ガンバってください。
by horigon (2005-11-03 06:11) 

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