雇用統計 [雑感]
おはようございます。
何気にネタ探しに新聞を見ると、総務省の発表で7月の完全失業率が
前月比より改善されたと書いてありました。
内容は割愛しますが、有効求人倍率の増加と相まって、求人の面でも景気回復の
効果が現れてきたといったところでしょうか。
ところで、先日、嫌な話を聞きました。
県内の有力企業で、40歳以上の女性社員が軒並み派遣社員になったというものです。
もちろんそれは自主的な行為だそうですが、この会社は全国展開しているため、
断った場合は、恐らく単身赴任の憂き目に遭うことでしょう。
僕は常々思うのですが、いくら企業が立派で大きな会社であっても、自社の社員を
大事にしないところ、そして社会貢献をしないところは、決して最終的には生き残って
いけないのではないかと考えています。
それに、都合のいいときだけ大量に採用して、景気が悪くなると抵抗できない者から
首切りでは、いくらなんでも阿漕(あこぎ・・・ずるいやり方で儲けを得る事)過ぎませんか?
話を総務省の統計に戻します。
僕は労働統計には詳しくはありませんので、これはあくまで私見ですが、あの問題のある
社会保険事務所の出した統計は本当に信用できるのでしょうか。
素人考えですが、この統計を出している対象者というのは、あくまで求職活動をしている人が
対象で、長い求職活動の末に、勤め先が見つからずに求職を断念している人は統計の
対象に入っていないわけです。
その実態を把握もしないで、分母が小さくなった統計など信用したくもありませんし、
役所から見れば、求職活動をしていない人は、怠慢失業者として扱われていますが、
実はその人たちにこそ国の援助が必要だったりするのではと考えます。
確かに、統計は物事の傾向を表す大切な指標となりえるものでしょうが、ただしそれは、
行政の貢献を自慢するものであってはならないはずです。
単純に失業者が就職したといっても、失業前と比べた労働条件の比較も大切ですし、
先にあげたように、社内労働条件の低下も統計では図りがたいものです。
幸いなことに、能力のある若者たちを中心に、就職状況と労働条件が回復しているのは
事実なようですが、単純に政府の発表した統計だけを見て、景気回復、求人状況好転と
喜ぶ気にはなれません。
お早うございます!^^
個人的意見なのですが、景気回復とか、雇用の好転などという言葉を真っ先に言い出すのはいつも決まって政治家や役人ですよねぇ・・・
何もしていないくせに、さも自分達の手柄のように・・・(ーー;)
戦況は悪化の一歩をたどっているのに、「我ガ軍快進撃セリ」 と発表したかつての大本営と体質が似ているような気がしてなりません。考えすぎでしょうか・・・^^;
おっしゃる通り、企業の財産は「人」ですよね。粗末に扱って良い訳がない・・・お考えに強く賛同いたします!
by まめぞう (2006-08-31 06:12)
今、完全に売り手市場だそうですね。
就職氷河期と言われたころからすれば、隔世の感があります。
実は、私もバブルの絶頂期の就職組でした。
公務員になっちゃいましたんで、その恩恵はあまり受けなかったんですけど・・・
by マルケン (2006-08-31 07:40)
統計を発表しても、対策に使わなければ意味が無い。
働きやすい環境作りも、政治の勤めじゃないのか?
「こうなりました」、ではなく、「何年後にはこうします」
と言える人がいない事が悲しい。
by たいへー (2006-08-31 08:31)
因みに公務員試験にも統計資料を読み解く問題があります。オイラは余りに深読みし過ぎて、国家Ⅰ種は見事に落ちました。
by 内部正明 (2006-08-31 14:42)
統計資料の誤魔化しなんて公表したところで、何の意味があるのか・・・
うちの会社は中小の小の企業なので、人は大事に扱ってくれます。
ただ、選り好みが激しい気がするのは・・・
気のせいではないような気もしますが・・・
(理由もあるのですがね。人が少ない=人間関係が濃厚。人間関係構築困難だと、やっていけるかどうか難しいから。)
by わ〜ちん (2006-08-31 15:06)
確かに、有効求人倍率っていうのは、求職者、それも、
ハローワークに来た求職者だけを対象にしてるので、
例えば、最初から職探しをしない人や、バイトしか探してなくて、
フロムエーやタウンワークしか見てない人は、含まれません。
僕なんかも、かつてはそうでした。
失業してるけど、統計的には現れない存在。
でも、今回の数字で実は、一番注目されるのが、
求人倍率が改善されてるのに、求職者数も増えてること、なんです。
つまり、受け皿になる会社が増えただけでなく、
今まで、正社員になることを諦めてた、多分僕くらいの年齢を筆頭とする、
万年フリーターが、ちゃんとハローワークに行き始めた、ってことですね。
社会保険庁の出す数字そのものが、信じられない、
という気持ちも良くわかりますが、僕は、今回の統計は、
なんか今まで暗黒しか見てなかった世代が、
ちょっと光を見つけ始めたのかな?と嬉しくなりました。
ちと単純かな。
by 荒井太一 (2006-08-31 19:25)
>エルモさん
師匠、こんばんは。
まったくですね~。役人の成績発表が各省庁ごとに出している統計ではないかと疑いたくなりますね。
しかも政治家は役人の描いた筋道どおりに行動しているのに、一緒になって喜んで、まったく操り人形だとも気づかずに、おめでたい事です。Σ( ̄ε ̄;|||・・・
人を育てるのには長い年月が掛かるのに、一時的な目先のことだけで経営を行う人が増えたのでしょうね。
社員は自分の子供だと思えば辛抱できるのにね。
ナイスありがとうございます。
>マルケンさん
お陰様で、バカ娘も今年就職できたので、たしかに氷河期ではないのでしょうね。
単に統計的に売り手市場といっても、オジサン達にはまだまだ実感出来ないのではないでしょうか。
by horigon (2006-08-31 21:32)
>たいへーさん
さすが、お頭、良いことをおっしゃいます。
政治の務めは、本来おっしゃるとおり働きやすい環境というか社会を作ることなのに、実際やっていることは、勤労意欲をなくすような増税や政策ばかり。
人間先が見えないと不安になりますからね。
ナイスありがとうございます。
>内部さん
統計資料を難なく読み取る人が、キャリアになって、日本の国は良くなったのでしょうか。
まるで、中国の科挙のような試験だったりして。
by horigon (2006-08-31 21:33)
>Wadaさん
会社で大事にされておられて何よりです。
中小企業で弱るのは、経営者と馬が合わなかった時ですね。
人数が少ないだけに目立ちますから。
意外とワンマンが多いんですよね。会社は自分の持ち物だと思っているから。
ナイスありがとうございます。
>荒井さん
さすが、社労士だけあって荒井さんは目の付け所が違いますね。
確かに若い世代の就職状況には、明るい目が現れてきているようですね。
事実、今年就職した娘(一浪)と先に卒業した同級生とは、わずか一年で明暗を分けたようです。
ところで、僕の目の付け所はやはり同年輩の中高年なんですよね。
僕自身が一時求職を経験していますから思うんですが、年齢だけで同じ土俵の上にのせてもらえない苦汁を知っているので、今回の意見となったわけです。
しかし、未来の多さから言えばやはり若者の将来が一番大事です。
今の傾向が長く続くことを願いたいですね。
by horigon (2006-08-31 21:35)
お役人の言っていることはまるで信じてない私です。どうせ数字をいじくってさもよくなったように見せているだけかもしれないので。
by 川原秀行 (2006-08-31 22:17)
こんばんは。
作っている時期とか部署とかで内容が違いそうですが、その統計の基準も曖昧ですからどうなんでしょうね。ホントの意味では就いている職に対する充実感の調査をすれば0に等しい数がでるかもですね!
by くみみん (2006-08-31 22:58)
あ~はじまれていたーー;
先、いっぱいコメントしたのに^^;
今日は諦めようかな。
horigonさん、ランラン ((( ^^)-oo-( ^^)ランラン♪
ダーイ \(#⌒0⌒#)/スキッ★
by michan (2006-08-31 23:26)
私って単純なんでしょうか?社会保険庁の未納者のパーセンテージをいじったのは知っていましたが、失業率については何の疑いも無く信じていました。単純に景気がよくなってきてるんだなーと。企業の使い捨てが悪く言われているようですが、一通りできるようになってしまうとより条件のいいところへどんどん鞍替えしてしまう人にいくら資金を投入しても砂漠に水を撒いているようなもので実りがないのですよ。経営者は社員を自分の子だと思っても社員は経営者を親とはおもってないでしょ。人件費は固定費だから業績に関係なく支払わなくてはならないし、業績が悪くなってきたら切り詰められるところは切り詰めないと倒産してしまう。経営者として人を切るというのは断腸の思いだと思いますが、なるべく切らないで人件費を減らそうとすると企業で半分持っている社会保険料だけでもということで派遣に切り替えになったんじゃないでしょうか。何人かの社長のそばで仕事をしていてその苦労と苦悩を見ているだけにちょっと反応してしまいました。きっといろんなケースがあるんでしょうが。
by INDY (2006-08-31 23:38)
景気回復は疑問ですが、求人数は増えてますね。でも、企業の求める人材は偏りすぎているように思えます。「高学歴、高スキル、強縁故+若さ」ですから、これに当てはまらない人は今も昔も、就職が難しいですよ。
私が就職活動の時期はちょうど氷河期と言われてましたから、書類すら見てもらえなかったり、説明会では女子学生は企業の方の背中しか見えない位置に座らされたりと嫌な思いをいっぱいしました。いつの時代も企業は勝手ですね。
by (2006-09-01 00:34)
>川原さん
何となく感じるんですが、役所の統計は役所の都合の悪いものはあまり取っていないのではと。
この間の社会保険庁のような改ざんは異例でしょうけど、万事ご都合主義のようですね。
>kumiminさん おはようございます
正直言って、恥ずかしながら、基準がどうなっているか調べたことがないんですよ。
だって、あんなもの数字だけの羅列でちっとも面白くないんですもの。
あ!それはいい考えです。個人アンケートをして、今現在の就業の満足度をとればいいかもしれませんね。
もっとも今度は、企業サイドで改ざんされるかもですよ。( ̄∇ ̄)
いつもありがとうございます。
by horigon (2006-09-01 05:51)
>michan おはようございます
ソネブロ、いよいよ酷いようですね。
諦めないでコメントしてくれてありがとう。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
いつもありがとうございます。
>インディさん おはようございます
この重い中たくさんコメントありがとう。
ところで、インディさんが単純だったら、僕は単細胞でしょうね。(笑)
失業率についてまさか改ざんは無いでしょうが、偏った統計のような気はしています。
インディさんの企業での経験は参考になりますよ。
実は僕もサラリーマンとしての晩年に、企業側の責任者として「泣いて馬食を斬る」を実行したことが何度もあります。もっとも、その際は自分の待遇も減じましたけどね。
ただし、中小企業と違い大企業は公開会社ですから、やった行為は社内にとどまらず、社会的影響力が大きいのも事実です。実は先例の会社とは僕の前にいた銀行で、女子行員の年収は派遣への降格によって恐らく1/2程度には落ち込むでしょう。同じ仕事をしながら年収と待遇がそれほど落ち込んでも誰もやめないところが哀れですよ。何で女子だけなんでしょう。疑問を感じざるを得ませんね。
いつもありがとうございます。
by horigon (2006-09-01 06:18)
>まりももさん おはようございます
>「高学歴、高スキル、強縁故+若さ」ですから、これに当てはまらない人は今も昔も、就職が難しいですよ。
本当にそのとおりで、しかも高齢者になるほど大変ですよね。
だから、統計だけ見て素直に喜べないのと、どうも営業関係、サービス業関係の求人が多いようですから、希望の就職に就ける人がどれだけいるのやら疑問です。
つい先ごろまで、女子学生に対する扱いには酷いものがありましたよね。
男女雇用機会均等法は絵に描いた餅ですし、辛い思いをされたことでしょうね。
僕も、そんなことがあって未だに企業に理論が好きにはなれません。
いつもありがとうございます。
by horigon (2006-09-01 06:29)