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明日は我が身 [雑感]

おはようございます。
先日から認知症の特集を某NHKでやっていましたが、ご覧になった方も
多いのではないのでしょうか。

あれだけ患者の実情を見せられると、今まで単なる社会現象、有体に言えば、
他人事と感じていたことが、にわかに身近なものとして現実味を帯びてきます。

特に一昨日など、54歳の男性が若年性アルツハイマー病となり、奥様が苦悩
なさっている様子が放送されていました。

「明日の記憶」は映画の世界でしたが、僕とわずか2歳しか違わない年齢の方が
自分の身の回りのことも出来なくなるなんて、とても人事とは思えないと思いました。

しかも住宅ローンを抱え、さらに働きたくとも一人に出来ない患者を抱えての奥様の
生活の方が心配になります。

それにつけても考えさせられるのは、この国の政治のあり方です。

国の財政が破綻していることは十分承知はしていますが、「障害者自立支援法」 の
ように、治る見込みのない患者までひとくくりに福祉のサービスを低下させる法律まで
作って、この国はいったい何を目指しているのでしょう。

明日は我が身の境遇を放置していて、労働する人の活力など引き出せるはずはありません。
大企業を元気にする施策はもう結構ですから、社会を下支えする人たちが元気になる
ことをもっと考えてくださいな。

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茶谷昌宏

おはようございます!
”こわいですね~、おそろしいですね~”と淀川さんの声が聞こえてきそうな病気ですよね。
韓国女優の「ソン・イェジン」主演の、「私の頭の中の消しゴム」も、やはり若年性アルツハイマーがテーマでした。恋人(嫁さん)が、毎日少しづつ記憶力が低下していき最期には旦那も分からなくなるなんて、ホントに怖い病気です。この国の目指しているものなんて、何も無いでしょう。ただただその日その日を、行き当たりばったりで凌いでいる国ですから・・・。
by 茶谷昌宏 (2006-12-20 10:26) 

たいへー

自分の事しか考えないお上なんて、もう要らないですね。
認知症もそうですが、老人介護も大変ですね。
24時間見ていなければならないですから・・・
70歳を越えた我が両親は元気ですも、もう介護の初期段階です。
何も症状が出てからが介護ではありません。
もっと、現場の立場に立った政策を発表して欲しいものです。
by たいへー (2006-12-20 11:37) 

川原秀行

同感です。本当にこの日本は弱者に優しくなくなった、そういう感じがますます強まっているように思えます。私はすでに両親を亡くしてますが、自分が老後を迎えたとき、魔王・小魔王に迷惑をかけるのでは、と心配するときもあります。
by 川原秀行 (2006-12-20 13:47) 

内部正明

昼のテレビニュースで、景気回復で税収が伸びて政府予算が増えたといっていました。もっとも、景気回復といっても所詮乾いた雑巾を絞るようなリストラの成果なので、ちっとも有難くないですね。そうして増えた予算でおコメの国を思いやるつもりなのでせうか?
by 内部正明 (2006-12-20 15:35) 

荒井太一

必要な人に、必要な保護を与える、というのは、そんなに難しいんですかね~
障害者の中でも、十分社会に立ち混じれる人と、そうではない人に、
同じ手厚い保護を与えてきたこれまでの政策を改める必要はありますが、
だからと言って、それを一律にはずすというのは暴挙でしかありません。
社会的弱者だとして保護を与えられてきた人々が、
大阪や奈良では既得権益を得て、行政を振り回してました。
生活保護を受けられなくて苦しんでる人がいるかと思えば、
携帯電話に月数万円を支払う余裕がありながら、
生活保護を受けてた母親が、
子供を殺した事件も、記憶に新しいところです。
役所には、杓子定規で硬直化した対応しかできない、
と言われれば、それまでなのですが。
by 荒井太一 (2006-12-20 17:39) 

horigon

>茶谷さん
あぁ、先日民放でやっていましたよね。
韓国映画だからてっきり恋愛物だと思っていました。
しかし、常々思うんですが、政治の問題も多いですが、その政治家を
選ぶ人間の資質も関係しているんじゃないでしょうか。
マドンナが出てくればそこに飛びつき、刺客が出てくれば喜んで投票する。
まるで、一時の韓流ブームと同じです。
言いたくはありませんが、選挙権を行使するにも資格がいるような思いが
してしまいます。

>たいへーさん
お頭、こんばんは。
国のやることは狡猾ですよ。
どうせ長続きしないのが分かっていながら、とりあえず法案だけ通して、
後からジワリと国民を締め付ける。
あの人たちにとって国民は操り人形にしか見えないんじゃないですか。
ウチの母親も、寝たきりの祖母の面倒を8年間看てきましたから、
その苦労は分かります。
これから日本は高齢化社会に向かっていくんですから、地域で老人を
支え合う制度が必要だと思うし、国はそれに協力しないといけませんね。
by horigon (2006-12-20 20:06) 

horigon

>川原さん
老人が、子供や家族の犠牲の上で生きていくというのは、決して
幸せな老後とはいえませんよね。
人は必ず老いるのですから、せめて後顧に憂いなく働けるような国で
あって欲しいと思います。

>内部さん
そうそう、今の景気は裏を返せば、人の犠牲の上に成り立っている
感があります。
基地返還や攻めて来る国もない防衛費のために、税金を垂れ流して
いるなら、せめて福祉ぐらい充実させればと思います。
by horigon (2006-12-20 20:09) 

horigon

>荒井さん
僕も理解に苦しむのですが、必要な人に援助するのがそんなに
難しいことなんでしょうか。
例えば、ソーシャルワーカー的な人を増やし、その人に権限を与えて
ケースごとに審査すれば、もう少し血の通ったサービスを提供できると
思うんですがねぇ。
おっしゃるように、役所としては、ひとくくりにしたほうが扱いやすいし、
規定どおりにすれば不公平は無いという理論なんでしょう。
でもそれは、住民を上から見下ろした理論だと思いませんか。
by horigon (2006-12-20 20:11) 

michan

やっとここまでこれました><
重いです~^^;
先日、私も韓国映画「私の頭の中の消しゴム」見ました。
若年性の認知症のお話し。
今、主人の祖父がまさにそれです。
このお正月3日間だけ帰省が決まったので、会ってこようと思っています。
でも、ちょっとだけこわい私。
人間は弱いなと感じます☆
by michan (2006-12-20 22:16) 

horigon

>michan  おはよう
ソネットさんが重い中、ありがとう。
身内にそういう方がいらっしゃると、大変です。
若くて体が動くうちはもっと大変だろうと思います。
なかなか映画のような奇麗事ばかりじゃないから、michan が
戸惑うのも当たり前ですよ。
でも、怖がらずに、温かい声を掛けてあげてくださいね。^^
いつもありがとう☆
by horigon (2006-12-21 06:08) 

くみみん

仕事柄、認知症の方と接することがおおいですが、支えていらっしゃるご家族の疲労はかなりなものです。私の職場はデイサービスですからご家族が看ていらっしゃるのですが、ご家族が倒れられたらどうなるのかしら?と思うお宅も少なくはありません。
こうやって、利用されている方でさえそうですからこういったサービスも経済的な理由でできない方に至っては想像を絶するものがあります。
by くみみん (2006-12-21 08:16) 

horigon

>kumiminさん おはようございます
まさにおっしゃるとおりで、ウチの実家でも過去に祖母を8年間
母が世話をしたことがありますからその辛さは分かりますし、
まして、母はその時50代で元看護師、しかも祖母は寝たきりだから
務まったのだと思います。
素人の人がご家庭で動き回る患者を看るということは、そのご家族の
人生まで縛り付けるわけですから、現状ではお気の毒としか言いようが
ありませんね。
by horigon (2006-12-22 07:39) 

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