我が心のビートルズ [日常]
私が、初めて自分のお金でレコードを買ったのは、高校1年の時である。学校に隠れてバイトをやり、ビートルズの新譜「LET IT BE」とサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のアルバムを手に入れたのが始めである。
特に、ビートルズの音楽は当時、円熟の域に達しており、解散の噂もちらほら出始めていた。ラジオですでに彼らの虜になっていた私は、そのアルバムを宝物のように処遇した。チリが付いてはならぬ、指紋ももちろん御法度という具合である。もちろん、他人に貸すなどと言う行為はありえないことであった。
それからというもの、大袈裟なようだが、私の頭の中は、ビートルズのことで一杯になり、アルバムのみならず写真集、音符まで集め出した。アルバム集めにもこだわりがあって、当時は、ビートルズが新しく作ったアップルレコードのものが主流であつたが、私は、前の所属会社、オデオンの製品を中心に集め、中でも”赤盤”と呼ばれた赤く透明な逸品を手に入れたときなど、得意の絶頂であったものである。
「やーやーやー」「HELP]「マジカルミステリー」「サージェントペパー」「リボルバー」「ラバーソウル」「ヘイ・ジュード」等々、どれも懐かしいアルバムである。
そして、日本での最後のアルバム、「ABBEY ROAD」発売と、ほとんど時を同じくしてビートルズは解散してしまった。
後年、ジョン・レノンが一ファンに殺害され、近日、ジョージ・ハリスンが死去するに至り、ビートルズ復活の夢は、はかなく消え去った。
しかし、キザな言い方をすれば、一人のファンとして、現在進行形でビートルズとともに過ごした思い出は、最初に手に入れたアルバム「LET IT BE」と同様、宝物である。
我が家にはジョンとリンゴならいるんだけどニャ。
by 内部正明 (2005-11-12 14:27)
>内部さん
ジョンとリンゴちゃんでいいですから、サ、サイン下さい!
by horigon (2005-11-12 14:40)